2025年「キングオブコント」で見事優勝を果たしたお笑いコンビ【ロングコートダディ】。
その独特なテンポと柔らかな空気感で人気を集めていますが、メンバーの兎(うさぎ)さんには意外な過去がありました。
お笑いの舞台で存在感を放つ兎さんですが、学生時代はまったく別の夢を追いかけていた時期もあったのです。
この記事では、兎さんの学歴や学生時代のエピソードを通して、彼の人柄やお笑いにたどり着くまでの道のりをひも解いていきます。
- ロングコートダディ兎さんの出身高校や学歴の詳細
- 学生時代にどんな学校生活を送っていたのか
- 美容師を志していた意外な過去
- 芸人を目指すきっかけになったエピソード
- 中学・高校時代の自由すぎる青春エピソード
ロングコートダディ兎の大学はどこ?
ロングコートダディの兎さんは、大学には進学していません。
高校卒業後に地元・岡山の美容師専門学校に進学しましたが、わずか1か月で退学しています。
一見「勉強が苦手だったのかな?」と思うかもしれませんが、実際はそうではありません。
兎さんが通っていた岡山県立岡山大安寺高校は、県内でも有数の進学校で、偏差値は約60。頭の良い生徒が集まる学校でした。
そんな兎さんが「大学」ではなく「専門学校」を選んだ背景には、“お笑い”とはまったく関係のない、美容師を目指していた時期があったのです。
美容師志望だった兎さん、1か月で退学の理由とは?
高校卒業後、兎さんは「美容師になりたい」という夢を持ち、美容専門学校に進学しました。
おしゃれに敏感で、髪型やファッションにもこだわりがあった兎さん。
将来は地元岡山で美容師として働くことを思い描いていたそうです。
しかし、入学直後に不運が重なります。ケガで入院し、復帰した際に自分のはさみセットが盗まれていたことが判明。
本人はその出来事を「ちょっとショックで、もう行く気がなくなった」と振り返っています。
結局、入学から1か月ほどで退学することに。
短い期間で夢を断念することになりました。
このエピソードは兎さんの“繊細でまっすぐな性格”を象徴しています。
不運なスタートでしたが、この時の経験が彼の人生の大きな転機になったのです。
姉のひとことで「お笑い」の世界へ
退学後、兎さんは地元でバンドをしたり、友人と遊んだりと、目的のない日々を過ごしていました。
そんな時、姉からの一言が人生を変えます。
「あんたいつまでダラダラしてんの?前に“芸人になりたい”って言ってたやん!」
そして姉は、吉本総合芸能学院(NSC)の願書のコピーを手渡します。
両親も「それ、いいやん!」と背中を押してくれ、兎さんは勢いで出願。
こうして、大学進学ではなく、お笑い養成所(NSC大阪校31期)というまったく違う道を歩き出したのです。
この“家族の後押し”がなければ、今のロングコートダディは存在しなかったかもしれません。
人生のターニングポイントが「姉の一言」だったというのは、兎さんらしい温かいエピソードです。
NSCで堂前と出会い、ロングコートダディを結成
NSCでは、「インディアンス」や「セルライトスパ」などの人気芸人と同期。
兎さんはここで相方の堂前透さんと出会い、2009年に「ロングコートダディ」を結成します。
最初は「カレー」というコンビ名でしたが、他に同名コンビがいたため「ソテー」へ改名。
その後、2013年に現在の「ロングコートダディ」として再結成しました。
堂前さんは兎さんの第一印象を「暗そうだけど、どこか気になる存在」と語っており、
後に「誰にも出せない空気感を持っている」と絶賛しています。
自由な発想力と独特の間合いは、兎さんが学生時代に培った“マイペースな感性”から生まれているのかもしれません。
美容師を目指していた意外な過去と学歴まとめ!
では、兎さんの学歴を時系列で振り返ってみましょう。
- 小学校:岡山市内の公立校(校名非公開)
- 中学校:岡山市内の公立校(校名非公開)
- 高校:岡山県立岡山大安寺高校(偏差値60)
- 大学:進学せず、美容専門学校へ進学(のち退学)
- その後:NSC大阪校31期生として入学、芸人の道へ
岡山大安寺高校時代は“自由人”だった
兎さんの高校時代はまさに「自由そのもの」。
「高校3年間で欠席が100日を超えていた」と語るほど、マイペースな学生生活を送っていました。
朝が弱く、4・5時限目から登校して“好きな体育だけ出る”という日も多かったそうです。
また、週刊ジャンプの発売日(月曜1限)は必ず欠席という独特な理由も(笑)。
ただし、決して「不真面目」ではなく、登校した日はクラスメイトとワイワイ過ごし、学校が嫌いというわけではありませんでした。
むしろ、人との距離感の取り方がうまく、誰とでも仲良くなれるタイプだったようです。
中学時代は釣りとバンド三昧!行動力がすごい
中学生の兎さんは、釣りとバンドに夢中でした。
友人と毎週土曜日の朝4時に集合し、自転車で2〜3時間かけて釣りやバーベキューに出かけたというから驚きです。
帰宅は日曜の夕方。まさに青春そのもの。
また、地元の楽器店に毎晩集まってセッションをしたりと、音楽にも熱中していました。
こうした中学時代の「仲間と夢中で遊ぶ経験」が、芸人としての発想力や人間味を育てたといえるでしょう。
幼少期からの“釣り好き”は今も続く
兎さんは父親の影響で幼いころから釣りに親しんでいました。
この「釣り好き」は現在でも健在で、忙しいスケジュールの合間に釣り番組や釣具の話をすることも。
自然の中で育った兎さんの“のんびりした空気感”や“人を和ませる話し方”は、こうした幼少期の経験から来ているのかもしれません。
学歴と芸人としての成功は比例しない
進学校を卒業しながらも大学へは進学せず、
専門学校を辞め、そこから芸人というまったく別の世界へ。
まさに“型にはまらない生き方”を貫いてきたのが兎さんです。
それでも今や「キングオブコント2025優勝」の肩書きを持つまでになりました。
自由でマイペースな学生時代も、今となっては彼の魅力を形づくる大切な過程だったのでしょう。
ロングコートダディ・兎のプロフィール
ロングコートダディの兎(うさぎ)さんは、本名を高橋翔太(たかはし しょうた)さんといいます。
1988年8月19日生まれの岡山県岡山市出身で、身長は175cm・血液型はO型です。
お笑いコンビ「ロングコートダディ」では、主にツッコミを担当していますが、ネタによってはボケに回ることもあります。堂前透さんとの掛け合いは自然体で、柔らかなテンポと空気感が魅力です。
学生時代から釣りや音楽など多趣味なタイプで、人とすぐに打ち解ける明るい性格の持ち主でもあります。こうした親しみやすさが、現在の舞台上での独特な存在感にもつながっているようです。
項目 | 内容 |
---|---|
芸名 | 兎(うさぎ) |
本名 | 高橋翔太(たかはし しょうた) |
生年月日 | 1988年8月19日 |
年齢(2025年現在) | 37歳 |
出身地 | 岡山県岡山市 |
血液型 | O型 |
身長 | 175cm |
所属事務所 | 吉本興業 |
担当 | 主にツッコミ(ネタによってはボケ) |
趣味 | 釣り、漫画、サッカー観戦、ゲーム(スマブラ・ドンキーコング) |
特技 | 人とすぐに仲良くなれる、ニャンチュウのモノマネ |
まとめ
ロングコートダディ・兎さんの学歴を振り返ると、岡山の進学校を卒業後に美容師を目指しながらも、わずか1か月で専門学校を辞め、そこから芸人の道へと進んだ異色の経歴が見えてきます。
中学時代から釣りやバンドに夢中で、自由を愛する性格は今も変わらず健在。
姉の後押しで飛び込んだお笑いの世界で、個性を存分に発揮し、今や賞レース常連の実力派へと成長しました。
型にはまらない人生を歩む兎さんの姿は、「好きなことを貫けば道は開ける」という言葉そのものです。
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