2025年10月11日(土)夜6時30分からTBS系列で生放送される「キングオブコント2025」決勝戦。
そのファイナリストとして名前を連ねたのが、太田プロダクション所属のお笑いトリオ・青色1号(あおいろいちごう)です。
独特のテンポとリアリティあふれる“静かなコント”で注目を集める青色1号。
そんな青色1号の中心人物でありネタ作りを担当するのが、上村典弘(かみむら のりひろ)さんです。
しかし、ネットで「青色1号 上村」と検索すると、「ヤンキー」「元ヤン」などの関連ワードが浮上します。
強面な雰囲気と地元・足立区出身というイメージから、“元ヤン説”が広まっているようです。
ところが実際の上村さんは、見た目とは正反対の誠実でストイックな努力家。
この記事では、「上村=元ヤンキー」という噂の真相や、青色1号の結成エピソード、そして3人の魅力とネタの特徴を詳しく紹介します。
- 上村典弘さんが“元ヤンキー”と言われる理由と真相
- 青色1号の結成エピソードと3人のプロフィール
- キングオブコント2025で注目されるネタの魅力
青色1号(芸人)上村は元ヤンキー?誤解の理由と本当の姿
まず結論から言うと――
上村典弘さんは「元ヤンキー」ではありません。
その印象は、地元・足立区出身という経歴や、学生時代のエピソード、そして立ち振る舞いの“迫力”から生まれた誤解です。
地元・足立区で“ヤンキーコンビ”を組んでいた過去
上村さんは1990年6月7日生まれ、東京都足立区出身。
太田プロの養成所に入る前、地元で「足立区でいっちばん悪い後輩」とコンビを組み、“ゴリラズ”という名前で活動していました。
当時の見た目は完全にヤンキー風。しかし実際にやっていたのは、日常を繊細に切り取る静かなコント。
本人いわく「ヤンキー2人で演技派コントをやっていた」と語っており、そのアンバランスさが後に青色1号の持ち味へとつながっていきました。
実際は几帳面で誠実な“まとめ役”
青色1号のネタ作りを担当している上村さんは、チーム内では厳しくも信頼されるリーダー。
トリオ内で設けているルールは「うそをつかないこと」。
「うそつくやつって、面白くないやつが多いんですよ。
TVガイド
バレるし、そういうのは売れてる芸人さんにすぐ見抜かれるから」(上村談)
相方が遅刻をごまかすと本気で怒るなど、お笑いにも人としても“筋を通す”姿勢が貫かれています。
そんな真面目さから、後輩芸人からも慕われる存在。強面の印象とは裏腹に、青色1号を支える“誠実な軸”なのです。
SNSで広がる“元ヤン説”とファンの見方
SNSでは「上村さんヤンキーっぽい」「根がヤン」といった声もある一方、ファンの間では「実は誰よりも優しい」「気遣いがすごい」との評価も目立ちます。
『THE CONTE』出演時には、緊張する榎本さんに「そんな状態だと噛むから落ち着け」と声をかけた上村さん。
舞台裏では冷静に周りを支える、プロ意識の高いリーダーとして知られています。
青色1号の結成とメンバープロフィール
青色1号は、太田プロダクション所属の演技派お笑いトリオ。
2014年、太田プロエンタテイメント学院6期生として3人が出会い、2017年に現在の体制で活動を開始しました。
カミムラ(旧名:上村典弘)
青色1号のネタ作りを一手に担うリーダー的存在です。
2024年2月21日に「上村典弘」から「カミムラ」へと改名し、現在は芸名での活動が定着しています。
お笑いへの情熱が強く、特技の欄に「ネタ」と書くほどの職人気質。トリオの軸としてメンバーを引っ張っています。
項目 | 内容 |
---|---|
本名 | 上村 典弘(かみむら のりひろ) |
生年月日 | 1990年6月7日(35歳) |
出身地 | 東京都足立区 |
学歴 | 日本大学文理学部体育学科卒業 |
身長/体重 | 185cm/78kg |
血液型 | B型 |
担当 | ボケ・ネタ作り |
改名 | 2024年2月21日(旧芸名:上村典弘) |
趣味・特技 | 野球、レトロビン収集(ボトルディギング)、キックボクシング、野良猫探し |
特徴・人物像
- 『キングオブコント2025』のファイナリスト紹介でも「カミムラ」名義で掲載。
- お笑いへの意識が非常に高く、妥協を許さないストイックな性格。
- 舞台上ではキレのある動きと緻密な構成で観客を引き込みます。
榎本 淳(えのもと じゅん)
ツッコミ担当であり、小道具の準備やスケジュール管理など、裏方の役割もこなす“現場の要”。
明るくフレンドリーな性格で、トリオの雰囲気を和ませるムードメーカーです。
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 榎本 淳(えのもと じゅん) |
生年月日 | 1992年5月29日(33歳) |
出身地 | 神奈川県相模原市 |
学歴 | 和光大学 表現学部 総合文化学科卒業 |
身長/体重 | 162cm/52kg |
血液型 | B型 |
担当 | ツッコミ・小道具作り・業務連絡 |
趣味・特技 | テニス、ディズニー、お笑い番組鑑賞 |
経歴 | 2021年「M-1グランプリ」にいかちゃんとの即席コンビ「あおりいか」で出場 |
特徴・人物像
- 舞台ではテンポの良いツッコミでネタを引き締める存在。
- ライブでは後輩芸人からの信頼も厚く、トリオ全体を支える“まとめ役”。
- 細かい連絡や小道具の管理まで担当し、制作面でも欠かせないメンバーです。
仮屋そうめん(旧名:仮屋 想)
2024年7月7日に「仮屋 想」から「仮屋そうめん」へ改名。
名前の通り独特の個性と自由さを持ち、トリオの中でも異彩を放つ存在です。
舞台上では一歩引いたような立ち位置から鋭いボケを放ち、観客をじわじわ笑わせるタイプ。
項目 | 内容 |
---|---|
本名 | 仮屋 想(かりや そう) |
生年月日 | 1991年7月17日(34歳) |
出身地 | 福岡県福岡市 |
学歴 | 福岡県立福岡講倫館高等学校卒業 |
身長/体重 | 175cm/65kg |
血液型 | O型 |
担当 | ボケ |
改名 | 2024年7月7日(旧芸名:仮屋 想) |
趣味・特技 | 映画鑑賞、ギャンブル(パチンコ・パチスロ・ボートレース)、ティンホイッスル、アルトサックス |
経歴 | 学生時代にコンビ「フィルダースチョイス」で『M-1甲子園』出場、『お笑い番長』にも参加 |
特徴・人物像
- 改名後は「もっと自由にやりたい」と語り、活動の幅を広げている。
- クールな雰囲気ながら、舞台では独特の間とリズムで笑いを生むタイプ。
- カミムラの緻密なネタ構成を柔らかく見せる、トリオの“潤滑剤”のような存在。
ネタの特徴と注目ポイント【キングオブコント2025ファイナリスト】
青色1号のコントは、「リアルさ」「緊張感」「会話の妙」で勝負するスタイルが特徴です。
一見すると淡々とした日常会話のやり取りですが、そこに潜む違和感やズレをじわじわと膨らませ、観客の笑いを引き出します。
派手な動きやオーバーな演技よりも、あくまで“人間のちょっとしたおかしさ”を丁寧に描く構成が魅力です。
・ネタ作りを担当するカミムラ(旧・上村)は、細部まで練り上げられた台本で知られています。
「笑いより先に“空気”を伝える」ことを意識しており、セリフの間やテンポの作り方に独自のこだわりがあります。
・一方、榎本は緻密なネタ構成の中に即興的なツッコミを挟み込み、舞台の緊張を絶妙にほぐす役割を担っています。
・仮屋そうめんは静かな存在感でボケを放ち、独特の間で会場の空気を一変させる“爆弾的”なポジション。
三者三様の個性がぶつかり合う瞬間に、青色1号ならではの“緊張と緩和”が生まれます。
代表的なコントは、身近なシチュエーションを切り取った「理不尽な上司」「待ち合わせ」「謝罪」など。
ただのコントにとどまらず、人間関係の温度差や不器用な感情を表現する“演劇的コント”として高い評価を受けています。
観客が笑いながらも少し考えさせられるような“後味”を残す点が、青色1号の真骨頂です。
『キングオブコント2025』(放送予定:2025年10月12日〈日〉TBS系夜7時放送予定)では、
結成8年目にして初のファイナリストとして登場。
SNSでは「演技派すぎる」「コントの完成度が劇団レベル」といった声も多く、注目度が急上昇しています。
過去に「THE CONTEへの道」優勝、「ABCお笑いグランプリ」決勝進出といった実績を積み重ねてきた青色1号にとって、今回のファイナルは“集大成”と呼ぶにふさわしい舞台といえるでしょう。
ファンが注目する青色1号の魅力ポイント
- ネタの完成度が高く、演技派コント師として業界内での評価も上昇中。
- メンバーの仲が良く、舞台裏トークでは“兄弟のような掛け合い”が人気。
- 「キングオブコント2025」では、他の派手な芸風とは一線を画す“静かな熱”で挑戦中。
- クセのあるトリオ構成ながら、バランスの取れた演出が持ち味。
まとめ
キングオブコント2025のファイナリストとして注目を集めるお笑いトリオ・青色1号。
ボケとネタ作りを担うカミムラ(旧・上村典弘)、繊細なツッコミで舞台を支える榎本淳、そして独特な間で笑いを生む仮屋そうめんの3人が生み出す世界観は、今のコントシーンでも唯一無二です。
「元ヤンキー」と噂されるカミムラの見た目とは裏腹に、緻密で演劇的なネタ構成は観客を惹き込み、賞レースを通じて青色1号の実力が広く知られるようになりました。
これまで積み重ねてきた舞台経験とチームワークで、今年の決勝でも新たな“青色旋風”を巻き起こすことが期待されます。
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